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城東小日記

自らを切り拓く子 -明るい心 進んで勉強 強いからだ-

城小気流(校長室より)

  • 城小気流(その三十九)

    公開日
    2013/02/15
    更新日
    2013/02/15

    城小気流(校長室より)

     「チャレンジ! 城東の里」は、城東小学校が誇る文化体験講座です。4・5・6年生で各六講座、合計十八講座を開講しました。和菓子づくりや茶道、トールペイントや絵手紙等どれをとっても興味深い講座ばかりです。小学校でこれだけ多くの文化講座を一度に開講できる学校は、それほど多くはないでしょう。現在の学習指導要領は【生きる力】を重視し“確かな学力”と“豊かな心”“健康な体”をバランスよく身に付けることを求めています。そして生涯にわたって学び続ける素地を養うこととしています。国語や算数等の点数で表れる学力も大切ですが、併せて文化に親しむ心や健やかな体を育み全人的な成長を期待していると思います。子どもたちが文化講座を体験することで、将来豊かな文化に進んで触れるきっかけになれば何よりです。
     今年も「チャレンジ! 城東の里」に多くの講師の方が来てくださいました。すべての講座を見て回り感心したことは、どの講座でも子どもたちが集中して取り組んでいたことです。やはりバーチャルではなく本物がもつ魅力のすごさを実感しました。このことは学校教育や家庭教育に大きな示唆を与えるものだと思います。どのような大人に成長してほしいのかを常に念頭におきながら、日頃のかかわりや体験の与え方を考えていくことが大切だと思います。文化を極めようとするのではなく、文化に触れることで自分の人生を豊かにしようとする人に育ってくれることを願っています。

  • 城小気流(その三十八)

    公開日
    2013/01/10
    更新日
    2013/01/10

    城小気流(校長室より)

     新しい年を迎えるのは真っ白なキャンバスに向かう時に似て、何かすばらしい絵が描けそうな夢が広がります。昨年までの自分をリセットし、自らの意欲をかき立てるのでしょう。これは大人も子どもも同様で、純真な分だけ子どもの気持ちの高まりも大きいことでしょう。そして、子どもが夢を広げるように仕向けていくのが大人の務めであると考えます。しかし、短絡的に指示や叱咤を繰り返していては子どもは育ちません。常に見ているサインを送りタイムリーに褒めて意欲を高めることが重要です。しかし、言うは易し行うは難しです。このような子育てが今すぐできなくても、そちらに意識を向けることで、子どもの笑顔が増えることでしょう。
     一方、地域の皆様には、子どもが夢を育むことができるよう温かく見守っていただくとともに、安心して生活できる場にしていただけることを願います。安全に関しては、昨年“ヒヤリマップ”の改訂情報を呼びかけたところ34カ所にも及ぶ加除修正意見が寄せられました。皆様のご協力に感謝いたします。これらの意見をもとに“24年度版城東小学校区ヒヤリマップ”を作成しましたので、地域全戸に配布させていただきます。この“ヒヤリマップ”が活用されることを祈念します。

  • 城小気流(その三十七)

    公開日
    2012/12/10
    更新日
    2012/12/10

    城小気流(校長室より)

     先月行われたコミュニティ主催の「歩け歩け芋煮会&グランドゴルフ大会」に参加しました。毎年参加していますが、今年は昨年よりも多い400人ほどの人が集まり大盛況でした。私は歩く方に参加し、意気揚々とラビットコース(約7km)の先頭についていきました。このコースは、塔野地から上峠を通り今井に至り、成沢川を下り中峠から塔野地に戻る約2時間の行程でした。当日は、抜けるほどの青空が里山を染めた紅葉を引き立て、城東の地のすばらしさを改めて感じるウォーキングでした。
     小学校に戻ると、運動場では、はそり(大鍋)を使って炊いた芋煮とご飯が用意されていました。芋煮とご飯の何とおいしかったことか、気持ちよく空いたお腹に染み渡り、疲れが吹き飛びました。子どもたちのために餅つきも用意もされていて、一人が10回ほど杵で餅つきをしました。この日は一俵臼の餅米を用意したと聞きましたが、餅つきをする家庭も少なくなったので、子どもにとって得難い体験ができたと思います。今日の会を成功させるために、60人ほどのコミュニティの皆様が尽力いただいたと聞き、城東の底力を実感しました。この芋煮会は非常時に備えた炊き出し訓練を兼ねています。ライフラインが止まった“もしも”の時に備えて、日頃から手順を確認しておくことは大切なことです。そして、これを若い世代がきちんと継承してほしいと思います。

  • 城小気流(その三十六)

    公開日
    2012/11/09
    更新日
    2012/11/09

    城小気流(校長室より)

     先日、地域の亀井さんのご厚意で借りている畑や田圃で、サツマイモや稲の収穫を行いました。春に一人一人が願いをこめて植えたたよりなさげな苗が、半年ほどの間に見事に生長し、子どもたちに驚きと喜びを与えてくれました。しかし、何もしないで実るものではなく、土づくりや除草等があって収穫があるのです。(ここは、亀井さんにしていただきました。感謝の限りです。)
     子どもの成長についても同様なことがいえます。年齢に応じた助言や支援あるいは環境づくりがあってこそ、すくすくと育っていきます。その環境づくりの一つとして安全・安心があり、それは周囲の大人の務めです。本校では、昨年度に“ヒヤリマップ”を作成し地域の皆様に配布しました。あれから一年が経過し、新たに危険箇所や注意箇所に気付かれたことと思います。12月をめどに改訂し、今年度版を地域の皆様に配布する予定です。“ヒヤリマップ”に掲載する情報があれば、ぜひ学校にお寄せください。子どもは未来の光です。地域の力で守っていきましょう。

  • 城小気流(その三十五)

    公開日
    2012/10/17
    更新日
    2012/10/17

    城小気流(校長室より)

     城東コミュニティ30周年を記念し、9月16日に「青葉城恋唄」で有名なさとう宗幸さんを招いて、東日本大震災復興支援“歌とトークショウ”が開催されました。これは、毎年行われる「城東フェスティバル」を拡大充実したもので、作品展や演芸祭も例年のように行われました。
     さとうさんは、大震災発生直後から被災した学校に楽器等を贈る活動を続けるとともに、全国各地を講演に回り復興支援を呼びかけてみえます。今回も多忙なスケジュールの合間を縫って来ていただきました。さとうさんは、旅の疲れを少しも感じさせることなく、巧みな話術と素晴らしい歌声で観客を魅了しました。さすがプロです。さとうさんのトークは一貫していて『被災地のことを忘れないでほしい』ということです。全くその通りで、私たちは絶対に忘れてはならないことだと思います。
     本校のボランティア委員会は、毎月11日を「復興支援募金の日」と決め、児童に自分のお小遣いを寄せてくれるように呼びかけています。毎回、1円玉や10円玉を握りしめた子が、募金箱にうれしそうにお金を入れる様子を見ると心温まります。募金額の多寡が問題ではなく、被災地に寄せる気持ちの強さこそ大切にしたいと思います。これからもこの活動に継続して取り組み、自分の力に応じて困っている人に手を差し伸べる気持ちを育んでいきたいと思います。

  • 城小気流(その三十四)

    公開日
    2012/09/03
    更新日
    2012/09/03

    城小気流(校長室より)

     夏休みの間、健康維持のために毎朝ウオーキングを続けました。歩く前にラジオ体操とストレッチを入念に行い、体をほぐしてから歩き始めます。決して走らないのですが、腕をしっかり振り早足で20分ほど歩けば着替えをしなければならないほど汗びっしょりになります。歩き始めて気がついたのですが、けっこう多くの人が、ウオーキングやジョギングをしていることに驚きました。また、犬を散歩させている人にも多く出会います。健康志向の方が多いことを改めて実感しました。黙って横を通り過ぎるのも妙だと思い「おはようございます」とこちらから声をかけることにしています。すると、ほとんどの人は挨拶を返してくれます。中には、顔なじみができこちらより先に声をかけてくれる人もできてきました。こちらが心を開くと相手も心を開くのですね。
     子どもにも同様なことが言えるのではないでしょうか。「今の子どもは挨拶をしない」と嘆く前に、まず、こちらから心をこめて挨拶をかけ続けましょう。子どもは素直だから、必ず、挨拶の声が返ってくるようになります。「挨拶をしなさい」というのではなく、挨拶の声が溢れる街にすることが、進んで挨拶する子どもを育てることにつながるのではないでしょうか。

  • 城小気流(その三十三)

    公開日
    2012/07/05
    更新日
    2012/07/05

    城小気流(校長室より)

     六月末に五年生と自然教室に出かけました。梅雨真最中にもかかわらず、幸運にも予定したことが、すべてできた二日間でした。
     長良川でカヌーや川遊び、杉板をガスバーナーで焼いてから絵付け、キャンプファイヤー、小川で捕まえたマスを調理、カレーライス作り等、内容は盛りだくさんでした。加えて、子どもたちが何より楽しんだのがバンガローで一夜を過ごした友とのふれ合いでした。
     ゲームのやり過ぎが問題になって久しいのですが、ゲームをなくすことはできません。ノーゲームデーを決めるのもいいですが、大切なことは、子どもがバーチャルなゲームよりもわくわくすることがいっぱいあると思えることです。楽しみをいっぱいもっている子どもは、たとえゲームをしても、自分で時間をコントロールできると思います。時には、大人も一緒になって、子どもと楽しみさがしをしてみるのもいいですね。

  • 城小気流第三十二(学校通信「城東の里」6月号から)

    公開日
    2012/06/18
    更新日
    2012/06/18

    城小気流(校長室より)

     五月末に実施しました修学旅行では、貴重な体験ができました。一日目の京都で金閣寺を全員で見学した後、子どもたちは、班に分かれて見学したい施設三カ所を約四時間かけて巡ってきました。もちろん、事前に経路や交通手段、所要時間等を入念に調べ当日に備えました。
     しかし、当日の天候は、全国的に荒れ模様で清水寺から出発しようととする直前に滝のような雨と激しい雷に襲われ出鼻をくじかれました。待機すること三十分、ようやく晴れ間が戻り、子どもたちは班に分かれて、それぞれの目的地に向かいました。私もチェック係として二条城に向かいました。ここでも再び天候が急変し激しい雨と雷に襲われました。二条城で待っていると、私を見つけた子どもたちが笑顔いっぱいで駆け寄ってきました。その嬉しそうな顔から、ここまで来る道々の不安を想像することができました。迷いながらも班で相談したり近くの大人に聞いたりして目的を達成した喜びは大きいと思います。子どもたちは、大きな壁を乗り越えたのです。このような悪天候の中を仲間でやり遂げた六年生の子どもたちを誇りに思います。

  • 城小気流第三十一(学校通信「城東の里」5月号から)

    公開日
    2012/06/18
    更新日
    2012/06/18

    城小気流(校長室より)

     華やかな桜に心を奪われたのもつかの間、いつの間にやら白と薄紅色のハナミズキが街並みを彩り、しっとりとした落ち着きを与えてくれる季節になりました。
     先日、代表委員会の児童が中心になり全校で「入学を祝う会」を体育館で催しました。学校○×クイズや校歌リレーなどを行い、一年生に、少しでも学校に親しみをもってもらおうとする気持ちが伝わってきました。会の最後に校長の話が入れてあり、時間に余裕があるから少し長めに話すように伝えられました。そこで、私は、インタビューを試みました。「給食はおいしいよ。」「学校は楽しいよ。」と話したのは一年生です。まずはホッとしながら六年生にもマイクを向けました。「一年生と手をつないだら心もつながりました。」この会の初めに一年生と六年生が手をつないで入場してきたのです。彼女はその時の気持ちを話してくれたのです。聞いたとたん、心打たれる思いで思わず「いい言葉だね。」と伝えました。改めてスキンシップが、人の距離を一気に縮めてくれることを教えてもらいました。今年度も花の移ろいとともに様々なドラマがあることでしょう。心が通い合う場と時間を工夫しながら健やかな成長を支えていきたいと思います。

  • 城小気流(学校通信「城東の里」4月号から)

    公開日
    2012/06/18
    更新日
    2012/06/18

    城小気流(校長室より)

     三月には、満開の桜の花に見送られ百十四名の卒業生が巣立っていき、四月に桜の花の華やかな彩りに迎えられ一年生百五十四名が入学してきました。逆順になりますが、一年生が六年の歳月を経た後には、幼さもすっかり消え、新たな世界に胸を膨らますまでに成長する姿を間近に見る喜びは教育者ならではのものでしょう。 
     それだけに、人を育てるという大きな責任も自覚しています。学校は、子どもに一人で生きていく力を育む場であり、小・中学校の義務教育九年間を見通して計画的・意図的に教育活動を展開しなければなりません。生きる力は、学力はもとより情緒や健康・人間関係など多岐にわたっています。しかも、子どもは、皆、同じ進度で成長するのではなく、それぞれの面で成長の度合いが違っています。ですから、全ての子どもを一律にとらえるのではなく、一人一人に応じた働きかけを適切にすることで健全な成長を促し、力を伸ばすことができると考えます。
     今年も卒業生は、自信に満ちた態度で粛々と卒業式に参加し、在校生に範を示しました。この姿にこそ六年間の教育内容が凝縮されているといっても過言ではないでしょう。この姿を目標に、入学してきた、かわいい一年生を六年かけて育てていきたいと思います。