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豆腐をつくったよ!(2月20日)
- 公開日
- 2013/02/26
- 更新日
- 2013/02/26
校長室より
3年生が、総合的な学習の時間で豆腐づくりに挑戦しました。講師として余坂で永年にわたり“ヤマトー豆腐店”として親しまれてきた山田拓司さんに来ていただきました。今は廃業してみえますが、豆腐づくりの講師として学校等を回ってみえます。おいしい豆腐にこだわりをもつ山田さんは、豆腐の味の決め手として大豆と水をあげられました。大豆は国産(遺伝子組替なし)のもの、そして水は地下水を利用していたそうです。今はスーパーなどで目玉商品になることも多い豆腐ですが、おいしい豆腐の味を小さい頃から知ってほしくて講師を引き受けてみえるそうです。
豆腐づくりの工程は、(1)大豆を水に浸ける。冬場だと丸一日近く浸けておく必要がある。(2)ミキサーで大豆を細かくつぶす。(3)つぶした大豆を焦げないように木べらでかきまぜながら鍋で煮る。(4)それをこし袋に入れて絞る。出てきた汁が豆乳、袋に残ったものがおから。(5)豆乳を鍋で煮る。(7)ボウルににがりを入れて水に溶かす。(8)温めた豆乳をボウルに入れ10分ほど待つ。これでできあがります。子どもたちは、(2)の工程から豆腐づくりに取り組みました。ミキサーを回した途端、水があふれ出して大騒動になったり、こし袋から豆乳を絞り出すのに四苦八苦したりしましたが、どのグループも男女が協力して進めていました。2時間ほどで真っ白な豆腐ができ上がりました。黄色い大豆が白い豆腐に変わったことにビックリした子どもたちですが、できたばかりの豆腐をほうばり、笑顔がはじけていました。多くの子どもが豆腐を入れる容器を持参していました。きっと、家に帰ってからつくった時のわくわく感を伝えながら家族に食べてもらったことでしょう。子どもの思いが詰まった豆腐は、格別おいしかったことでしょう。
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最後の授業(6年生道徳)
- 公開日
- 2013/02/26
- 更新日
- 2013/02/26
校長室より
道徳の授業では正解を求めません。一人一人が自分の生活(生き方)について考え、これからどのように行動(生きる)したらよいのか自分の心と対話する時間です。道徳的な行いを強制するのではなく、自分はこのようになりたい(生きたい)という思いを育むのが道徳の授業です。本校では道徳の授業づくりに力を入れていますが、授業だけで道徳性を養うのではなく、全教育活動を通して培っていくことに心がけています。
卒業を控えた6年生の4学級で道徳の授業を行いました。校長として行う最後の授業でした。絵本のティラノサウルスシリーズで人気がある宮西達也さんが、東日本大震災直後に思いを込めて書いたシリーズ10作目『わたし しんじてる』を資料としたオリジナル教材です。主人公のティラノサウルスが、地震で洞窟に閉じこめられた両親を助けたい一途な子どもの真情に触れて、犠牲的行動を発揮し子どもの願いに応えるという内容です。洞窟の中を被災地になぞらえ、支援について問うているように思います。
授業をして、どの学級でも子どもがテーマに沿って真剣に考える張りつめた空気を感じました。プリントに記された字がとても丁寧で、わたしの問いかけに真摯に応えようとしていることが分かりました。この姿に私は胸が震えました。真っすぐな心をもったすばらしい子どもたちであり、城東小学校の誇りです。話の中でティラノサウルスが子どもの恐竜に「お前、本当に俺を信じているのか」と問うと「うん、みんなは諦めたけど、おじさんは決して諦めない。おじさんは、みんなが言うような悪い人じゃない。私、信じてるの」と答えています。信じることは難しいことですが、人の心を動かす力があることも確かです。授業のまとめで『中学校で、どのようなことを信じて生活したいですか』との問いかけに「自分を信じる」「自分ならできると信じる」「親を信じる」「先生を信じる」「他校の人と友達になり信じ合う」と答えが返ってきました。子どもたちの期待に満ちた思いが、中学校でさらに膨らむことを願ってやみません。
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二分の一成人式(2月15日)
- 公開日
- 2013/02/21
- 更新日
- 2013/02/21
校長室より
誕生から10年の節目を迎える4年生は、毎年この時期の授業参観日に合わせ、保護者が見守る中で二分の一成人式を行っています。これはキャリア教育の一環で、今の自分を見つめ直すとともに、これから先の生き方について思いをめぐらす機会としています。自分の得意なことや関心をもてることから考え始め、将来に就きたい仕事に目を向けることで、前向きに生きる夢と希望をもてるようにすることがねらいです。この日のために、子どもたち一人一人が『自分新聞』を作成しました。そこには、自分が就きたい職業について、理由や実現するための道筋、心がけたいことなどが丁寧な字でびっしりと書かれていました。この新聞を書き上げただけでも意義深いことだと思いました。 子どもたちが揃って体育館に入場するところから式は始まりました。最初は、思い出のアルバムでした。入学してから今日までの学校における足跡を写真で振り返りました。私も4年生の入学とともに校長として赴任してきましたので、入学式のあどけない顔、遠足ではしゃぐ様子、町探検で真剣に学ぶ姿、高学年と楽しく触れ合う笑顔等を見ると、写真に写っていない周りの様子さえも目に浮かんできて胸が熱くなりました。集団の中で関わり合い、お互いに刺激し合うことが確かな成長を支えていることを改めて感じました。
次に、一人一人が将来の夢を会場にいるすべての人に届けとばかり大きな声で発表しました。プロスポーツ選手、大工、教師、小説家、医者、薬剤師、介護福祉士、ピアニスト、漁師、宇宙飛行士等、子どもたちの夢は実に多様でした。大勢の保護者を前に発表することは、とても勇気のいることですが全員がしっかりと発表していて感動しました。前向きな気持ちで生活していることが分かり、そのことがうれしかったのです。最後に合唱『スタートライン』を歌い上げました。まさにここがスタートラインです。学ぶことは変わることです。明日からは高学年の一員として、学校を支えていく頼もしい存在になってくれることでしょう。 -
第3回 探鳥会(2月13日)
- 公開日
- 2013/02/21
- 更新日
- 2013/02/21
校長室より
早朝に雪が降り身震いするような寒さ中で、本年度最後の探鳥会を行いました。鳥に興味をもつ28人の子どもに加え、大人も教師を含めて11人が参加しました。いつものように講師として大竹先生・松井先生に来ていただきました。大竹先生から「大きな声を出したり物音をたてたりしない」という観察マナーを聞いてから出発しました。中島池に着くまでに、シロハラやウソ等の山野の鳥を観察しました。といっても私には鳥を区別できるはずもなく、大竹先生が言われるままにノートに書き止めました。中島池の周りは雪景色で覆われ、橋の上も慎重に歩きました。早速、この当たりでは珍しい水鳥に出会いました。オオバンです。人がいても恐れる様子もなく、すぐそばを悠々と泳いでいました。遠く離れたところには、鮮やかな緑の頭と黄色いくちばしが特徴的なマガモ(雄)が群れをなして泳いでいました。ミコアイサやキンクロハジロ・コガモ等の冬鳥も観察できました。望遠鏡で鳥を捉えると、すぐそこに浮かんでいるようでとても身近に感じます。カイツブリ独特の潜水の様子も観ていて飽きません。あっという間に時間が過ぎていきました。探鳥が好きな人は一日中観察していると大竹先生は話してみえましたが、鳥の名前を即座に答える大竹先生もそのうちの一人なんだなと合点しました。体育館前に戻り、本日の『鳥合わせ』を行いました。全部で21種類の鳥を観ることができました。実はこの作業が大切なのです。というのは、野鳥を観察することで自然環境の変化が分かります。この頃はよく見かけるアオサギは、一昔前まではほとんど観られない鳥でした。気温が上がったことにより、生息地の北限が上がりこの地で観られるようになったのです。探鳥会をとおして自然に興味をもち、野鳥と共生できるような環境意識を育んでくれたらうれしいかぎりです。
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城小気流(その三十九)
- 公開日
- 2013/02/15
- 更新日
- 2013/02/15
城小気流(校長室より)
「チャレンジ! 城東の里」は、城東小学校が誇る文化体験講座です。4・5・6年生で各六講座、合計十八講座を開講しました。和菓子づくりや茶道、トールペイントや絵手紙等どれをとっても興味深い講座ばかりです。小学校でこれだけ多くの文化講座を一度に開講できる学校は、それほど多くはないでしょう。現在の学習指導要領は【生きる力】を重視し“確かな学力”と“豊かな心”“健康な体”をバランスよく身に付けることを求めています。そして生涯にわたって学び続ける素地を養うこととしています。国語や算数等の点数で表れる学力も大切ですが、併せて文化に親しむ心や健やかな体を育み全人的な成長を期待していると思います。子どもたちが文化講座を体験することで、将来豊かな文化に進んで触れるきっかけになれば何よりです。
今年も「チャレンジ! 城東の里」に多くの講師の方が来てくださいました。すべての講座を見て回り感心したことは、どの講座でも子どもたちが集中して取り組んでいたことです。やはりバーチャルではなく本物がもつ魅力のすごさを実感しました。このことは学校教育や家庭教育に大きな示唆を与えるものだと思います。どのような大人に成長してほしいのかを常に念頭におきながら、日頃のかかわりや体験の与え方を考えていくことが大切だと思います。文化を極めようとするのではなく、文化に触れることで自分の人生を豊かにしようとする人に育ってくれることを願っています。
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しいたけご飯の会(2月7日)
- 公開日
- 2013/02/14
- 更新日
- 2013/02/14
校長室より
4年生の総合的な学習の時間では、城東の里の自然について学んでいます。その一環として、かつて城東で盛んに作られていた“しいたけ栽培”を体験的に学んでいます。26号でお知らせしたように、4年生でしいたけの菌を植え付ける原木(どんぐりの木)を、学校東側にある里山から切り出し、原木にしいたけ菌を打ち込んで2年ほど寝かしておきます。すると、6年生の秋には、たくさんのしいたけを収穫することができます。一昨年までは、収穫したしいたけを子どもたちに配っていたのですが、一人当たりにすると数がしれています。そこで、しいたけのおいしさを味わい収穫の喜びをみんなで共有することにし、“しいたけご飯の会”を企画しました。この日6年生は給食をカットして、しいたけご飯と豚汁をいただきました。
原木切りやしいたけ菌打ちの活動と同様に、しいたけご飯の会もコミュニティの12人の方々に協力していただきました。食べ盛りの6年生ですから材料は200人分を目安に調達しました。朝8時前から野菜をきざみ給食の時間に間に合うように進めていただきました。しいたけご飯に使うしいたけは収穫したもので十分足りましたが、その他に鶏肉・人参・こんにゃく・油揚げ等を入れ、豚汁には豚肉・里芋・ごぼう・ねぎ・白菜・大根等を入れるなど具だくさんの豪華版でした。ご飯は2升炊きの釜4つ、豚汁は大きな“はそり”2つで炊きあげました。これだけの量を煮込むので、それぞれの具のうま味が混じり合いとてもおいしくできました。子どもは長蛇の列を作って何杯もおかわりをし、コミュニティの皆さんを驚かせ喜んでもらいました。食べ終わった後、6年生は感謝の気持ちを込めて「未来への賛歌」を歌いました。本来なら、調理するところから6年生に体験させるとよいのですが、6年生の人数が多いので味わうだけに止めました。それでも、育てたしいたけを使った和食のおいしさを味わった意義は大きいと感じています。 -
一日入学(2月5日)
- 公開日
- 2013/02/14
- 更新日
- 2013/02/14
校長室より
来年度入学児童数は、今のところ146人を予定しています。小学校は保育園や幼稚園と比べ、学校規模も在籍児童数も関わる教職員数も大きな違いがあります。中1ギャップという言葉がありますが、実は小学校でも同様なことが言えるのではないでしょうか。園で生活していた時間の流れや先生の関わり方は、小学校のそれとは違います。子どもによって適応に要する時間に違いがあり一概には言えませんが、入学してくる子どもたちが、少しでも不安を和らげ小学校に期待をもてるようにすることは大切なことだと考えます。そのため、毎年この時期に一日入学を実施しています。
体育館に集まった新入児に、読み聞かせボランティア“お話ポケット”の皆さんが、大型絵本を使った「ニャーゴ」の読み聞かせとパネルシアターで「食べられるかなクイズ」をしていただきました。じゅうたんの上に固まって座った子どもたちは、集中してお話の世界に入っていました。子どもたちがしっかりと話を聞けるので、きっと4月からの生活にもスムーズに入っていけるのではないかと思いました。
この後、新入児は木造新校舎に移動し1年生と交流しました。あいさつを交わした後、算数で使っている100までのすごろくを新入児2人と1年生2人の4人組で楽しみました。今か今かと待っていた1年生は、やり方を説明したりコマをいっしょに進めたりするなど、ここぞとばかり新入児に優しさを発揮しました。きっと下級生が入ってきてお兄さんお姉さんになる自覚が芽生えているのでしょう。すごろくの後で新入児にプレゼントを贈りました。一生懸命色塗りした紙製のバッグには、自分が育てたアサガオの種や折り紙で作ったメダルなどとともにメッセージが入っていて、どれも1年生の自慢の品です。新入児も1年生の心をしっかりと受け取ってくれたことでしょう。様々な機会を活かし子どもの心を耕し絆を深めることが、安心して学ぶ環境をつくっていると思います。
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資源回収ありがとうございました!(2月2日)
- 公開日
- 2013/02/04
- 更新日
- 2013/02/04
校長室より
本年度三回目の資源回収は、小雨模様の中の実施となりました。PTA地区委員の皆様を中心にたくさんの方々に協力いただきありがとうございました。集荷の際に雨に濡れてかぜなどひかれなかったでしょうか。予備日に回すと皆様を2日間拘束することになり、また、地域への連絡も浸透しにくいので、心苦しい選択であったことをご理解いただければ幸いです。PTA会長の内藤さんと一緒に地域を回りましたら、足下の悪い中、集荷物がきちんと整頓されて回収車に積みやすくしてあり頭が下がりました。今回の資源回収で得られた資金は、すべて図書購入費に充てます。悪天候にもかかわらず協力いただいた皆様の厚意を無駄にすることなく、少しでも子どもの読書環境を改善できるように努力してまいります。
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縄跳び大会(2月1日)
- 公開日
- 2013/02/04
- 更新日
- 2013/02/04
校長室より
冬の体力づくりの定番の一つは縄跳び運動です。冬季に入ると体育の授業でも縄跳びを準備運動に取り入れています。また、厚手のベニヤ板を利用したジャンピングボードを指令台近くに16台用意しています。弾力があるジャンピングボードは縄跳び運動の補助器具で、これを使用することで二重跳びやはやぶさ跳びなどの高度な技が容易になります。休み時間になるとたくさんの子どもがジャンピングボードの前に列をつくり、失敗したら交替するという暗黙のルールのもとでより高度な技に挑戦しています。
さらに、子どもたちのモチベーションを高めているのが学級対抗の『縄跳び集会』です。縄跳び集会は三部構成で、個人跳び・団体跳び・仲良し跳びで構成しています。前回し跳びで行う個人跳びは、決められた時間の間跳び続けた人数の多さで競います(低学年は30秒間、高学年は2分間)。これまでの練習の成果がしっかりと表れて、1年生でも多くが目標を達成していました。高学年の2分間跳びは持久力を要求され、かなりハードルの高い目標になっています。高学年になったばかりの4年生は、学級で達成する子どもの数は少なく、達成した子どもは運動場にへたりこみながらも満足げな表情を浮かべていました。
メーンイベントは第二部の団体跳びです。これは、学級全員が一列につながり長縄を次から次へと跳び、時間内に跳んだ人数を競うものです(低学年は4分間、高学年は5分間)。この日のために、各学級では、休み時間や体育の時間等で「ハイ、ハイ」と声を合わせながらリズムよく跳んでいく練習を重ねてきました。失敗した子どもには「ドンマイ」と声をかけたり、入るタイミングで背中を押すなどの、微笑ましい光景を何度も目にしました。練習のかいあって本番では、どの学級も長縄を回す速さが練習時より上回っていました。6年生で優勝した学級は延べ472人が跳びました。これは1分間に94人、1秒間にすると1.6人が跳んだ計算になります。見ていても目が回るような速さであり、5分間回し続けた回し手の子どもと跳び続ける子どもたちの一体感があればこそできるのです。惜しくも優勝できなかった学級も同等の速さで長縄が回っていました。この集会はペア学年で実施していますので、6年生の長縄跳びの様子を目にした1年生は、あこがれを抱くとともに大きな目標になったことでしょう。第三部は、ペア学級による長縄を使った仲良し跳びです。ペア学級では、これまでに『なかよし集会』等で何度も交流してきているので、初めからうち解けた様子で6年生が1年生をおんぶして長縄を跳んだり、手を繋いで跳んだりするなど和気あいあいの楽しい時間になりました。
生まれながらにしてもっている運動能力に差はありますが、それよりも努力して伸ばす部分が大きいと感じています。どれだけ運動に親しんだかで動き方に差がでてくるので、楽しく運動できる環境をつくるのが大人の役目だと思います。新聞紙上では、毎日のように体罰問題が取り上げられていますが、運動する目的をはき違えることなく、運動が自分の人生を豊かにする一助であることを、私たちは伝えていかなければならないと考えます。 -
しいたけ原木切り!(1月25日)
- 公開日
- 2013/02/04
- 更新日
- 2013/02/04
校長室より
前回の学習指導要領の改訂(平成14年)において、基礎基本を確実に身に付けさせ、自ら学び自ら考える力などの育成をめざし、総合的な学習の時間(以下総合)が新設されました。いわゆる「ゆとり教育」の始まりです。総合は体験的な学習や問題解決学習を特徴とし、教科の枠を越え横断的・総合的に学習活動を進めます。教科の学びを総合で発展させたり、総合で概要をつかみ教科で詳しく学ぶなど様々な活動を有機的に結び付けた活動が可能です。一方、総合は数量的な評価になじまず、結果としてお遊びになっているという批判が根強いことも確かです。良い面があれば批判される面があるのは当然ですが、国際的な学力調査(PISA調査)で、日本の児童・生徒の学力が相対的に下がっている状況を受けて学力低下論争がおこりました。学力低下を心配する世論を背景に、学習指導要領の見直しが進められ、今回の改訂(平成23年)では、全授業時数を増やし4教科や体育の指導字数の増加・外国語(英語)活動を新設、一方で総合の授業時数は大幅に削減されました。総合で学ぶ意欲や喜びを育んできた学校現場としては、窮屈な指導時数になったことは否めません。城東小学校の総合「五本松タイム」は、地域に根ざした学びから日本、世界へ興味関心を広げていく活動を行っています。活動を通して問題解決や探究活動に主体的に取り組む態度を育て、学び方やものの考え方を身に付けられるように図っています。3年生は地域を知る、4年生は地域の環境を探究する、5年生は地域のものづくりを体験する、そして6年生は日本の歴史や世界の国々について調べる活動を主に取り組んでいます。
【本校の総合の取組の一例を紹介します】 城東地区は里山の自然を生かしたしいたけ栽培が、つい最近まで盛んに行われていたと聞いています。そこで、4年生は、総合で学ぶ内容の一つとして『しいたけ栽培』を取り上げていて、毎年この時期に学校の東側にある里山からしいたけ菌を打つ原木を切り出しています。今年も1月25日に、コミュニティの方8人の協力を得て原木の切り出しを行いました。しいたけ栽培に適しているのはどんぐりの木です。学校からのこぎり持参で出かけた4年生でしたが、根本の幹回りが1mほどもある大木を切り倒せるはずもなく、コミュニティの方がチェーンソーを使って豪快に切り倒すのを驚きをもって見守りました。さらに切り倒した木を長さ1mほどに切り分け、それを子どもたちが里山の入り口まで運び出しました。細い木は2人で容易に運べましたが、中には4人がかりでも悪戦苦闘するような重い木もありました。直径が2倍になれば重さは4倍になるから当然ですが、子どもたちは実感をもって分かりました。この実感こそが大切なのです。里山とはどのようなものか、どんぐりの木はどのような木か、木の肌触りや重さはどうかなどを体を通して学ぶことに意義があります。140人 ほどいる4年生が、しいたけ菌を打つためには80本ほどの原木が必要ですが、時間の関係でこの日は40本ほど切り出すに止めました(あとはコミュニティの方が調達してくださいます)。切り出した原木は1カ月ほど寝かしておき、2月19日にしいたけ菌を打つ活動を行います。午後13:30頃からプール周辺で行いますので、興味のある方はぜひお越しください。
菌打ちを終えた原木は、直射日光が当たらない風通しのよい場所に置いておきます。乾燥しないように定期的な水分補給も必要です。また、時々原木を木槌でたたくことも効果があると聞きました。いずれにしても、しいたけが出てくる2年先まで、世話をしながら息の長い観察活動が続きます。これまで、この部分の学びが十分でなかったので、4年生にはぜひ、より多く収穫するための工夫を追究してほしいと思います。一昨年菌打ちした6年生は、今年度収穫したしいたけを使い2月7日に『しいたけご飯と芋煮会』を行います。きっとおいしいことでしょうね。