学校日記

5月17日(月) 日本の郷土料理 〜高知県〜

公開日
2021/05/17
更新日
2021/05/17

給食室

白飯 初がつおの香味揚げ 土佐あえ にら入りかきたま汁 ゆずゼリー 牛乳 です。 
 毎月、犬山市内の中学校の給食で郷土料理を紹介しています。

5月は、旬の魚、鰹がとれる高知県をとりあげました。
高知県は、四国の南側に位置します。太平洋側、土佐湾では黒潮とともに回遊魚であるかつおがやってくることで有名です。
温暖な気候を生かして、にら、なす、みょうが、ししとうなどの野菜の促成栽培がさかん。旬のにらや生姜、ゆずは全国一の生産量を誇ります。

 かつお節をたっぷり使った和え物を土佐(とさ)あえと言います。
 土佐とは、明治時代までの高知県の呼び名です。
 かつおのうま味を効かせた料理に、土佐煮、土佐酢あえなどが伝わります。

 鰹の旬は、春と秋の2回あります。春は初鰹、秋は戻り鰹と呼びます。
初がつおの季節です!
『目には青葉 山ほととぎす 初がつお』江戸時代の俳句の名人、山口素堂(やまぐちそどう)が初夏の風物詩を読んだ句が有名です。

 初ものを食べることが江戸ではイキだとされ、高価でおいしい初鰹が大人気になりました。春は脂が少なくさっぱりしており、高タンパク低脂肪、血合いの赤い部分は、ビタミンA、B1,B2、B12、鉄分が多く、レバー並みの栄養価の高さです。
 給食では油で揚げて、高知産の生姜と、ねぎやにんにくなどの香味野菜をいれた野菜ソースをかけて食べやすくしました。
 ちなみに鰹は、漢字で魚へんに堅いと表します。よく噛んで味わってください。

 旬のにらも高知産。かきたま汁にたっぷり入っていますよ。

 生産量1位のゆずは、ゼリーで紹介しました。
 高知づくしの給食です。味わっていただきましょう♪