学校日記

5月22日(月)の給食

公開日
2023/05/22
更新日
2023/05/22

給食室

【今日の献立】日本の郷土料理:岡山県
・牛乳
・ばら寿司
・きびなごの唐揚げ
・バチ汁
・桃ゼリー

 今日の給食は、岡山県の郷土料理です。岡山県は、年間を通して雨や雪が少なく、日照時間が長いことから、「晴れの国おかやま」と呼ばれています。豊富な太陽の日差しと、吉野川などからの豊かな水、肥沃な大地により、米や麦、果物が多く生産されています。特に、果物の生産が大変盛んな「くだもの王国」で、桃・マスカット・ピオーネは生産量が全国一を誇り、品質のよい果物が多く収穫されています。また、瀬戸内海では、のりやかきの養殖が盛んです。
 「ばら寿司」は、山の幸と海の幸をふんだんに使った、代表的な郷土料理です。魚のつけ酢と椎茸、かんぴょうの煮しめなどの具を混ぜ込んだご飯の上に、錦糸卵、れんこん、さやえんどう、たけのこ、えび、さわら、焼き穴子など、家庭それぞれの具を散らします。このようにたくさんの具を使うのは、江戸時代藩主だった池田光政公が倹約令を出して、食べ物は一汁一菜と定めたのに際して、寿司にさまざまな具を使っても「一菜」と数えられるとして、魚や野菜を隠し、混ぜて食べたのが由来です。
 「バチ汁」は、そうめんの端切れが入った汁物です。岡山県の南西部は、晴れが多い気候や、良質な水、塩、小麦が手に入ることから、江戸時代から手延べ麺の産地として栄えました。手延べそうめんの製造過程で麺の端に当たる部分は、三味線のばちに似ていることから「バチ」と呼ばれ、一般的なそうめんとして使用される部分よりもコシが強いのが特徴です。ゆでずに鍋に入れ、そうめん自体の塩分を利用し、味付けは少なめにして仕上げます。体が温まる料理です。