3月11日(金)東日本復興応援献立〜岩手県の郷土料理〜
- 公開日
- 2022/03/11
- 更新日
- 2022/03/11
給食室
麦ご飯 さんまのみぞれ煮 茎わかめと牛肉のきんぴら ひっつみ がんづき(岩手県の黒糖蒸しパン) 牛乳です。
「最大震度7」の大地震が起きた東日本大震災から今日でちょうど11年が経ちました。いまだに放射線物質の影響で立ち入りできない市町村があります。被災地の復興が進む中、風評被害払拭のために頑張っています。
時間の経過とともに震災の記憶や関心が薄れて風化してしまわないように、頑張っている東北の魅力や郷土料理を知り、おいしく食べて、被災地の復興を応援する気持ちを持ち続けて欲しいと思います。犬山市内の中学校では、毎年3/11に復興応援献立を実施しています。
今年度は、東北地方「岩手県」の郷土料理を取り上げました。
★さんまのみぞれ煮★
給食で人気の銀紙焼きを作っていた工場が岩手県の大槌町にありましたが、津波の被害で流され、しばらく給食メニューからなくなりました。その後がんばって再建され、以前と同じように今日もおいしく給食で味わうことができています。
今日のさんまのみぞれ煮は、釜石工場で作られたものです。
さんま(秋刀魚)は、秋頃に北海道から三陸沖へ南下し、水揚げされます。
★ひっつみ★
「ひっつみ」は、小麦粉をこねて薄く伸ばしたものを手で引きちぎって、季節の野菜と一緒に煮込んだ鍋料理です。岩手県北部や青森県南部の郷土料理です。方言で「手で引きちぎる」ことを「ひっつむ」と言うことから、この名前がつきました。
今日は豆乳を加えた手作りのひっつみの生地を、具だくさんの汁の中へスプーンでひっつみながら作りました。
★茎わかめと牛肉のきんぴら★
岩手県は、前沢牛など和牛も有名で、酪農もさかんです。
三陸産の茎わかめと牛肉をきんぴらにして紹介しました。
★がんづき(雁月)・・・岩手県の黒糖蒸しパン★
岩手県や宮城県で親しまれてきたおやつ。上に散らした黒ゴマが月夜に群れをなして飛んでゆく雁(がん)の風情を表したお菓子です。
小麦粉と砂糖、卵を合わせた生地に重曹と酢を加え、クルミやゴマ、醤油、味噌などをいれて蒸したもので、昔ながらの素朴な味がします。
地元では、黒がんづきと、白がんづき(ういろう系)の2種があり、今回は黒がんづきを給食室で手作りしました。
東北の魅力や郷土料理、特産物を知りながら、おいしく食べて復興応援の気持ちでいただきましょう♪