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城東小日記

茶道体験(2月27日)

公開日
2013/03/06
更新日
2013/03/06

校長室より

 茶は平安時代に遣唐使によって中国から伝えられた記録が残っていますが広まることはありませんでした。鎌倉時代になると、禅僧(道元・栄西等)によって中国からもたらされた抹茶が、薬として一般に普及しています。そして、安土桃山時代になって、千利休等により“わび茶”といわれる、小さな空間で主客が相対する簡素な茶の湯が完成しました。わび茶は、人をもてなす際に現れる心の美しさを大切にして、おもてなしの本質に迫ると聞きました。卒業を前にした6年生が茶道を体験し、心配りについて思いを馳せることは意義ある活動だと考えます。
 6年生は、事前に一人一人が手作りの一輪挿しを準備してきました。入り口で一人1本ずつカーネーションを受け取り、自分が準備した一輪挿しに花を活けました。花がいちばん美しく見えるところを探し、それを自分の客に見せることから始めました。心を込めて花器を作ったり花の良いところを探して活けたりする心構えは、友達とのかかわり方にも通じるものがあると思います。机上に清楚な華やかさが現れたところで、盆手前と呼ばれる方法で茶を点てました。これは、茶を点てる際に無駄な動きがないように、茶碗やなつめ・茶杓・茶筅をお盆の上に配置して、初心者でも気軽に楽しめるよう工夫した方法です。子どもたちは、茶を点てる人(亭主)と茶を喫する人(客)の二人一組になって、両方の役を体験しました。体験終了後、子どもたちは「初めて日本の文化を体験して楽しかった。このような文化を受け継いでいかなければならないと思った。」「きれいな花を見ることで、お茶がさらにおいしくなった。」「茶を点てる音が気持ちよく感じた。早く飲みたいと思った。」「初めは難しいと思ったけど、やってみたら簡単だった。」などと積極的に発表しました。茶道体験の指導に、名古屋や岩倉などから17人もの方々が来てくださいました。多くの方に支えられ貴重な体験ができる子どもたちは幸せです。最後に代表の方が「美しいものにふれることで心も体も元気になる。」と話された言葉が印象的でした。