5月15日(水)『島根県の郷土料理』
- 公開日
- 2024/05/15
- 更新日
- 2024/05/15
給食
ご飯 めかぶのかき揚げ 小松菜のじゃこ和え のりふで 牛乳 です。
今月の郷土料理は、中国地方の『島根県の郷土料理』を紹介します。
島根県は、「古事記」「日本書紀」「風土記」といった歴史的書物は出雲が舞台になっており、古代より神々の神話が伝わる出雲大社があります。中国山地を背景に東西に長く、日本海に面した長い海岸があり、島根半島の北方には、隠岐(おき)諸島があります。島根県沖の日本海は寒流と暖流がぶつかることから魚の種類も豊富で、漁業が盛んに行われています。ベニズワイガニ、ブリ、アジなどの漁獲量は全国トップクラスです。
★めかぶのかき揚げ
島根県では日本海沿岸で春先、良質なわかめが採れます。めかぶとは、わかめの根元部分のことです。めかぶには、茎(茎わかめ)や葉(わかめ)を形成するための栄養が詰まっています。海藻特有のミネラルやビタミン、食物繊維を豊富に含んでいます。ねばりがあります。給食室でたくさんの具とめかぶを混ぜて、ひとつひとつ形を整えながら、かき揚げを作りました。手作りです。めかぶの食感、海草のうま味を感じながら味わってください。
★のりふで
のりふでは、のりをたっぷり使った料理です。汁の中ののりを箸で持ち上げると、のりが筆の先のようになることが名前の由来となっているそうです。
島根県出雲市の十六島(うっぷるい)地方でのみとれる岩のりを「十六島海苔」といいます。歴史は古く、「出雲風土記」にもその名は登場しており、奈良平安朝の時代から朝廷に献上されました。さらに、江戸時代には将軍家に献上され、江戸の町にもその名がとどろいていたようです。お祝い事にかかせない料理です。
島根の風土に伝わる郷土料理をぜひ味わってください。
郷土料理は、土地それぞれの歴史や風土、気候、産物などによって古くから大切に伝わっています。
市内中学校では毎月、各地方の郷土料理を紹介しています。
社会科の授業で日本の地理について学習します。学習時にまた思い出してくださいね。