10月24日(月) 特別和食給食 〜美味しい食材が豊富にそろう季節!秋をしっかり味わおう!!〜
- 公開日
- 2022/10/24
- 更新日
- 2022/10/24
給食
ご飯 鶏肉と秋茄子の南蛮漬け 柿とくるみの白和え いろいろ根菜の和風ミネストローネ 牛乳 です。
今日の給食は、日本料理 「賛否両論 名古屋」丹下料理長さん監修献立です。城中生のために考えて下さった献立を学校給食で実施しました。
本日は、城東中学校へ丹下料理長さんにお越しいただき、1年生の人は直接、家庭科の授業で、だしの授業を学んだばかりです。2・3年生の人は、1年生の時に教わりましたね。
今日は、賛否両論のお店と同じ方法で、昆布とかつお節からだしをとって調理をしました。素材を生かし、だしのおいしさがより感じられる献立です。
苦手な野菜もおいしく、旬の食材や大豆製品もみんなにおいしく食べてもらえるようにお願いして、お店で提供している味付け、メニューをもとに学校給食用に考えて下さいました。
学校給食の衛生基準にあわせて給食でもできるよう調理員さんとも何度も確認をしながら考えて作った給食です。
和と洋の要素が入っていますが、どれも「だし」を使った料理です。食材のうま味が凝縮されただしは、素材のおいしさを引き立ててくれます。さらに、だしは色々な食材からも出てくるので、様々なだしを味わってほしいです。
★新米の季節にあわせ、白いご飯にぴったりの主菜は、小さめの鶏肉を唐揚げにして、旬の秋茄子は素揚げにして、うま味を生かした南蛮だれに漬け込み、うま味をしみこませます。苦手な人も多い茄子は、油で揚げると美しい色に変わり、とろりとした仕上がりになり、甘みも増し食べやすいです。
給食では大量調理のため、多めの油で茄子を炒め、かつお節と昆布のうま味たっぷりのだし汁を含ませて、揚げたての鶏肉を加えて作りました。
★白和え(しらあえ)とは、水分を切った豆腐にごまを加えて和え物のことです。
秋の味覚、柿や香ばしく炒ったくるみの素材をいかした白和えです。お坊さんが食べる肉や魚を使わない精進(しょうじん)料理も豆腐を主として作られます。
柿はそのまま果物として食べることが多いですが、料理にも使われます。柿の自然の甘みを引き出した上品な和え物で、お店でも出されています。しっかり水気を切った豆腐に、練りごまのコクと風味が加わった白あえ衣と柿を和えたデザート感覚の秋を感じる一品。給食では衛生管理上、豆腐の加熱調理が必要なため、豆腐をしっかり加熱調理をしてから冷やし、それをつぶしてから作ります。
柿をつかったメニューは、今週奈良県の郷土料理でも予定をしています。
★ごぼうや大根、トマトなどの野菜やきのこ、ちくわからもだしは出ます。今回のミネストローネは和風。昆布と鰹からとったすまし仕立てのスープと、野菜はだしがしっかり出るように、食材を油で食べられるくらいまで炒め、トマトの種の部分を取り除いて酸味を取り除き、だし汁を加えて作ります。
今月、洋風のミネストローネを給食で紹介しました。
今日紹介するのは、だしを生かした和風のミネストローネです。それぞれの良さがあります。
日本に伝わる和食ならではの、だしの良さ、うま味、香り、季節を楽しみ感じながら、味わってみてください。