学校日記

ちょっといい話

公開日
2022/06/20
更新日
2022/06/20

お知らせ

   部活動 

 小学校まで、部活動に入っていなかった僕は、中学に入って1番困ったのは部活動。帰宅部のない中学校だったので、何かしらの部活動に入らなければならない。「運動部に入れ」と親に言われ、苦手で嫌いな運動部に入部しないといけなくなってしまった。親には「考えて決めておくよ」と言って家を出た。いつものように、友達と一緒に学校へと向かう。徒歩25分。なかなかの距離だ。隣で友達がしゃべりかける。会話をしているが、考えているのは部活動のこと。教室に入った。先生が教室に入り、朝のSTの後1時限目の授業。授業の最中も、部活動のことを考える。
 入ろうとして体験入部の際に選んだのは卓球部だ。他の部活動は無理そうで、唯一できそうな部活。しかし、思ったよりも練習はハードメニューで、直ぐに断念。次は柔道部。意外にいける。結局は柔道部に入部した。しかし、部活が始まると、朝早く起きなければならず(朝5時起床)、すぐに嫌になった。朝の仮病なんて毎回だ。「頭が痛い、お腹が痛い、熱があるかもしれない」。毎日のように言った。しかし、結局は行かなければならないのだ。学校が嫌になった。「何で部活なんてあるんだ」と……。時には声に出し言ったりもした。「こんなの拷問だよ」と友達にも言った。でも、慣れるにつれると、だんだんと楽しくなってきた。
 今でも辛いし、好きじゃない、でも、嫌いでもなくなった。