学校日記

主権者教育

公開日
2021/10/31
更新日
2021/10/31

桜下村塾

「正しい選択ができるか自信がないので投票しません」と、選挙を棄権しようと考えている若者の発言をTVで視聴しました。選挙は投票を棄権する事も権利といえるのでしょうか。主権者教育をすすめる立場からすると、つらい現実です。候補者の公約と演説と新聞等の記事を短期間で読み解き、今後4年間の政治家の活躍を予想し、かつ正しく判断して投票する事は、考えてみれば確かに難しく大変なことだと思います。しかし、迷いながらも持てる限りの「読解力」を駆使して、確実に投票行動を起こすことの方が、確実に日本の民主主義を前進させる、大きな一歩につながると思います。皆で真剣に候補者の公約に耳を傾け、多くの国民の賛同を得た人が国会議員となって、法律を作り、予算を審議して、より良い政治を行う。誰にこの権限を持ってもらうか、決めねばなりません。その為の選挙です。むしろ、決まった後の方が大変です。当選した方が、本当にこの選挙期間中、公言した公約通りの政治活動を行い続け、公約を一刻も早く実現するのかどうかを、じっくり見届ける必要があります。総選挙はゴールではなくて、新たな令和日本の民主政治のスタートなのです。この政治に対する意識改革こそ、真の「主権者教育」だと思います。投票終了まで残すところ数時間です。どうぞ有権者の皆さん。子ども達の為に、主権者として権利を行使する、粋な後ろ姿を是非みせていただきたいです。よろしくお願いします。