主権者教育
- 公開日
- 2021/10/30
- 更新日
- 2021/10/30
桜下村塾
歴史を振り返ってみれば、かつて日本では、武力によって時の天下人が、決まっていました。民主主義の現代において、今なお選挙を「戦(いくさ)」になぞらえて「選挙戦」と呼ぶのは、戦争によって天下人を決していた名残かもしれませんね。約4年ぶりの総選挙は、殺し合いでなく、投票による選挙で、日本国民の民意が確認され、現代の天下人すなわち「総理大臣」が決定します。しかも、およそ500億〜600億円といわれる巨額な税金によってまかなわれているそうです。やはり、主権者として、この機会に選挙に参加して、日本国民として一票を投じる姿を、子ども達に見せていただきたいです。また、選挙が終われば「ノーサイド」、当選された国会議員は、敗れた候補者の思いも背負って、国会でのご活躍に大いに期待したいです。その時、当選議員のより大きな力となるのは、選挙時の投票率と得票率です。投票率がしょぼければ、当選された国会議員にも「有権者から信任を得た」という実感が得られないと思います。国民の代表としての自信、つまりより多くの「民意の後押し」があればこそ、政治家は自信を持って公約を実行することができます。どうか、この貴重な国政選挙が未来の有権者である子ども達にとっても有意義な教育の機会となり、より明るい未来の日本の起点である事を切に願います。