75年前を偲んで
- 公開日
- 2020/08/14
- 更新日
- 2020/08/14
桜下村塾
コロナ禍の中、不要不急の外出を控え、3密を避けつつ、さらに熱中症に注意しながらお過ごしのことと思います。もうこうなると休日は、猛暑を避けエアコンの効いた室内で、読書をするか昼寝をするしか手立てがない状況です。
しかし、あえて私は「座禅」をおすすめします。目的を持たず思考を止めて、ただひたすらに打ち坐ることを「只管打坐(しかんたざ)」と言うそうです。禅宗の僧侶が第一の用心とするのが、この「只管打坐」だそうです。
75年前の日本は、終戦を翌日に控え、多くの国民は敗色濃厚な戦況を感じてはいても、口にすることをせず、じっと耐え忍んでいたことでしょう。あの戦禍を生き抜いた人々の末裔が、今コロナ禍の猛暑の中、生き抜いていかねばなりません。
「動」を封じられたならば、「静」かに生き抜いていきましょう。
「井の中の蛙、大海を知らず。されど空の深き蒼さを知る。」です。