【6年生】総合 羽黒歴史探訪記1『八幡林』
- 公開日
- 2020/05/08
- 更新日
- 2020/05/08
第6学年
6年生の総合では、羽黒地区の歴史を学び、さらに犬山市の歴史・伝統へと学習を広げていきます。地域をめぐり、様々な歴史との関わりが深い羽黒地区について様々なお話を聞く活動をしていましたが、皆さんがおうちにいる間、ちょっとその学習を先取りしていきたいと思います。
<八幡林と羽黒の戦い>
羽黒小学校の東門からすぐのところに林があるのは知っていますね。そこは『八幡林』といって、今からおおよそ440年前に大きな戦いがあった、いわゆる「古戦場あと」になります。今回は、その『羽黒の戦い』について学びましょう。
今年のNHK大河ドラマ『麒麟がくる』は織田信長に仕え、本能寺の変をおこした明智光秀が主人公です。織田信長は愛知県出身の有名な人物の一人ですので、ぜひ調べてみて下さい。『本能寺の変』で織田信長が殺された後、日本の一番の指導者となるのは誰かを羽柴(豊臣)秀吉と徳川家康とで争った大きな戦いが『小牧・長久手の戦い』と言います。この二人も愛知県出身の有名な人物ですので、ちゃんと調べておいて下さいね。
この『小牧・長久手の戦い』のうち、最初の大きな戦闘が行われたのが『八幡林』のあたりでした。今から300年ほど前に書かれた『落穂集』には、1584年3月、羽柴秀吉に味方した武将池田恒興(いけだつねおき)が突じょ犬山城を攻め取り、その動きに合わせて同じく羽柴側の武将であった森長可(もりながよし)が羽黒八幡に軍隊を進めたとあります。そこで徳川家康は、家臣の有力な武将であった酒井忠次(さかいただつぐ)らの武将を羽黒に向かわせます。そして、森軍と酒井軍はついに八幡林で戦闘となり『羽黒の戦い』が始まったのです。さて、その結末は・・・