校長室便り その4
- 公開日
- 2013/09/05
- 更新日
- 2013/09/05
校長室より
学校では、授業力の向上をはじめ、防犯訓練や救急救命法など、教師力の向上を目指して様々な現職教育に取り組んでいます。夏休み明けの8月30日には、親業訓練インストラクターの原田洋子先生を講師にお招きして、「心の絆をつくる教育〜子どもの心を理解する〜」をテーマにして実施しました。
今回は、教育の成果を上げる援助的な関係を築くいくつかの方法の中から、子ども自身が自ら解決策を見つけられるようにする「能動的な聞き方」を中心に教えていただきました。
子どもたちは、どの子も様々な『違い』を持つ個性的な存在で、物事の捉え方も様々です。学校では、その『違い』を交流する中で、互いの良さを学び合い、高め合っています。『違い』の交流は時としてトラブルを生み出すことがありますが、ここで大切なことは、トラブルを子どもたちの成長の機会としていくことだと考えています。
そんなとき、この研修で学んだ「子どもの心に寄り添い、子どもが『心を開く対応』」は、私たち教師の力となり、子ども自身が「自らの力で立ち上がる大きな力」となっていくのだと思います。
ロールプレイを取り入れた研修で、疑似体験を通して子どもたちへの対応を学ぶ貴重な機会でした。今後も、教師力の向上を図る学校内外の様々な研修に積極的に取り組んでいきたいと思います。