人権週間の取組
- 公開日
- 2012/12/18
- 更新日
- 2012/12/18
校長室より
基本的人権は、すべての人が等しく尊重され豊かな生を全うするための権利であり、憲法で保障された国民主権・平和主義と並ぶ三大原則です。そして、集団内でのかかわりを通して自己実現を図ることは、誰にでも付与された権利の一つです。しかし、すべての人が満足感や達成感を味わいながら日々暮らしているかというと疑問が残ります。アメリカの小学校で起きた銃乱射事件(12月14日)で多くの子どもが犠牲になり生きる権利を奪われたのは論外としても、いじめ問題で命を絶つ子どものニュースを読むたびに胸がつぶれる思いがします。いじめ問題を対岸の火事にするのではなく、本校でもいじめは起こるという危機感を常にもち日々の指導に当たることが肝要だと思います。今年も人権週間にちなみ各学級で人権標語を作成しました。子どもの発達段階に合わせて人権を考えることが大切であり、人権に関する図書やビデオ等を使いながら標語を考えました。それらの標語は、今、校長室前の廊下に掲示してあります。
犬山市から3名の人権擁護委員に来ていただき、5・6年生を対象に“人権教室”を実施しました(12月6日)。委員の方が、様々な形をしたジャガイモを袋から一つずつ取り出しては「これはカレー向き。これは肉じゃがかな。これはスライスしてポテトチップにしたらいいな。腐っているところがあっても、そこを取れば食べられます。人間だってそれぞれに違うけど、みんな自分を生かす場所があります。それを探すために勉強をしているんだね。みんなと同じになろうと思うのは間違い。」と話されたことが心に残りました。
この他にも、春と秋に担任と子どもが一対一で話す“教育相談”を実施しています。子どもがいじめられていると感じたら“いじめ”です。教育相談で、いじめられているという訴えがあれば、すぐに関係者とその担任が集まり実態調査します。そして、双方が納得がいくまで話し合いを続けます。実はこの話し合いが大切なのです。話し合いをすることで問題が解決することを子どもが学ぶからです。初めから大きないじめになることは少なく、ちょっとした“からかい”からいじめにつながることが多いので、少しでも兆候を感じられたら直ぐに担任等にお知らせください。きちんと対処していきます。