芋が穫れたよ!稲が実ったよ!
- 公開日
- 2012/10/31
- 更新日
- 2012/10/31
校長室より
毎年、塔野地の亀井さんのご厚意で、学校の東側にある畑や田圃を借りて、1年生はサツマイモ、5年生は稲を育てています。6月に、1年生は畑で芋の苗を畝に舟型に置いて植え付けたり、5年生は泥田の感触に歓声をあげながら田植えをしたりしました。先週は、両学年ともその収穫の時期を迎えました。5年生は、鎌を使って稲刈りを行い、刈り取った稲を3〜4束ずつひもで縛り、それを“はさ”にかけて天日干しにしました。その際、男女で協力して稲を束ねる姿もみられ、ほのぼのとした気持ちになりました。1年生は持参したスコップを使い、慎重に土の中から芋を掘り出していました。中には自分の顔ぐらい大きな芋を掘り出す子どももいて、誇らしげに見せてくれました。
本来なら、このような体験活動は、最初の田おこしや畝づくりから途中の水の管理・除草、収穫した後の来年に備えた土づくりまで一貫して行うべきです。特に米づくりは八十八もの手間がかかると言われるほど大変な作業です。それを苗の植え付けと収穫だけのキセル体験で良いのかという議論もありますが、まずは、このような体験をして、少しでも収穫の喜びを味わうことが大切であると考えます。落花生が土の中にできることを知らない子どもが大勢いる現状で、小さく細い苗が大きな芋やたわわに実る稲穂に変わることは、子どもにとって新鮮な驚きでしょう。その驚きが、少しでも農業に関心を寄せることにつながればいいのです。学習は、すべてのことを手とり足とり教えることではありません。興味や関心を喚起し「おもしろそうだな」「やってみたいな」という気持ちがもてるようにすることです。その後は自分で道を切り拓いていくことでしょう。きっと亀井さんも、そのような子どもが育つことを願い、私たちの気づかない間に、水の管理や除草等の大変な作業を引き受けてくださっているのでしょう。感謝の気持ちでいっぱいです。