今日の献立は、福井県の郷土料理です。
油揚げごはん
焼きサバ
こっぱなます
打ち豆汁
牛乳　です。

●油揚げごはん
福井県は、油揚げの消費量が全国一です。分厚く大きな油揚げが名物です。
貴重なたんぱく源で永平寺の精進料理が、報恩講や家庭でも親しまれています。
油揚げごはんは、油揚げのコクと野菜のうま味がしみこんだご飯です。
給食では手に入らないので、厚揚げを使って給食室で炊き上げました。


●焼きサバ
昔、若狭で鯖が多く水揚げされ、京都へ海産物を運んだ街道が、今も「さば街道」の名で残っています。
大野の殿様が、暑い夏を乗り切れるよう田植えで疲れた農民に1匹丸ごと焼いた鯖を振るまったことから、今も半夏生に焼き鯖を食べる風習が根付いています。

●こっぱなます
こっぱなますは、敦賀市東浦の五幡(いつはた)・挙野(あげの)地区に伝わるお正月や冬の祝い事に欠かせない大根を酢味噌で和えた料理です。
薄く切った大根が「こっぱ（木くず、かんなくず）」に似ていることから名前がついたそうです。

●打ち豆汁
「打ち豆」とは、大豆を平たく木づちで潰して乾燥させた福井に伝わる保存食です。
火の通りが早く調理時間をかけず、大勢の食事をもてなす報恩講で汁ものや和え物などにも使われ、親しまれてきました。今日は汁に打ち豆が入っています。
写真２枚目が打ち豆です。