学校日記

11月16日(水)「山梨県の郷土料理」

公開日
2022/11/16
更新日
2022/11/16

給食

ご飯 さわらの紅葉焼き せいだのたまじ かぼちゃのほうとう 牛乳 です。

 山梨県は、日本の中央に位置し、富士山をはじめ高い山に囲まれています。面積の86%が山地です。気候は、「昼と夜」の一日の気温差が大きい、年間の日照時間が日本一長い、年間の降水量が少ないという内陸性気候で、果物や野菜の栽培に適しています。「ぶどう」「もも」「すもも」は日本一の生産量を誇ります。
また、自然の恵みである湧き水が豊富で、ミネラルウォーター生産量も日本一です。

☆かぼちゃのほうとう
 小麦粉を練り、平らに切った「ほうとうめん」をたくさんの具材と一緒にみそ味で煮込んだ物です。「うまいもんだよかぼちゃのほうとう」と言われるほど、山梨県の代表的な郷土料理の一つです。
 稲作の適さない山間では、米に代わる主食として古くから食べられてきました。
 めんを打つ時、塩を使わないのが特徴です。

☆せいだのたまじ
 「たまじ」とは、小さなじゃが芋を皮ごと、みそで甘辛く煮詰めた料理です。
 江戸時代、中井 清太夫(なかい せいだゆう)という代官が、大飢饉の時に、九州から種芋をとりよせて、村人にじゃがいも栽培を広めて 窮地を乗り切りました。 人々は感謝の気持ちを込めて、じゃがいものことを「清太芋」「せいだ」と呼ぶようになったのが「せいだのたまじ」の名前の由来です。
 小粒の芋も無駄にせず、食べられるようにした先人の知恵から生まれた郷土料理です。
 給食ではたくさんの量を作るため、小さい玉じゃが芋ではなく、切って調理をしました。

☆さわらの紅葉焼き
 山梨の山々も赤く色づき、紅葉が見頃です。紅葉の名所からの富士山もきっと絶景でしょね。
 給食室で人参をすりおろしマヨネーズと合わせものを、サワラにのせて紅葉焼きとしました。

 山梨県の郷土に伝わる料理を味わいましょう。