2年生 いじめ防止 出張授業
- 公開日
- 2025/09/24
- 更新日
- 2025/09/24
2年生
愛知県弁護士会子ども権利委員会の方を講師としてお招きし、中学2年生を対象に「いじめ防止授業」を実施しました。
今回の授業では、身近な漫画のキャラクターを例に、「いじめる側」「いじめられる側」「傍観者」というそれぞれの立場から、いじめが起きる背景や対処法について考えました。授業の一部をご紹介します。
「なぜ、いじめは起きるのか?」
いじめの加害者はなぜ、他者を傷つけるのでしょうか。人を傷つけ、尊厳を深く踏みにじる行為が、いじめです。もし周囲の人がその状況を面白がって笑ってしまうと、加害者は「自分は正しいことをしている」と誤解し、いじめはさらにエスカレートしてしまうかもしれません。
「なぜ、「見て見ぬふり」は良くないのか?」
いじめを目撃しながら「自分は巻き込まれたくない」と考える人もいるかもしれません。しかし、周りの無関心な態度は「いじめはたいしたことではない」という誤った認識を生み、黙認は「いじめをしても良い」という容認につながってしまいます。
「もし、いじめが起きてしまったら」
いじめの被害者は、怖くて誰にも相談できないかもしれません。しかし、そんな時こそ、信頼できる大人に相談する勇気が大切です。また、いじめる側にも何か背景があるかもしれません。誰かを傷つけることでストレスを解消するのではなく、「アンガーマネジメント(怒りの感情をコントロールすること)」などを通じて自分の感情と向き合うことが重要です。そうすることで、心に溜まった不満がコップからあふれてしまう前に、助けを求めることができるようになります。
「勇気ある行動とは」
いじめを目撃した時、私たちに何ができるでしょうか。心のコップがあふれてしまう前に、少しの勇気を出して声をかけることで、いじめは防げます。被害者の気持ちに寄り添い、話を聞いてあげることで、いじめの連鎖を断ち切るきっかけになるかもしれません。
今回の授業で学んだことを活かし、誰もが安心して過ごせる学校をみんなでつくっていきたいと思います。