学校日記

3月6日(月)今日の給食

公開日
2023/03/06
更新日
2023/03/06

給食

【今日の献立】

・牛乳    ・白飯    ・厚揚げのごま味噌かけ
・小松菜のしそひじき和え     ・かきたま汁

 現在、日本で一般的に食べられているお米は「ジャポニカ米」です。短く円形に近い形状と、炊くと粘りとツヤが出るのが特徴です。「ジャポニカ米」の起源は中国の「福建米(ふっけんまい)」だったと考えられおり、中国の「長江」の中〜下流域で栽培されていたものが、縄文時代に日本に持ち込まれたとされています。

 イネや稲作技術の伝播経路には数多くの説があり、「中国の江准地帯(長江・准河の間)から朝鮮半島南部を経て伝播した」「長江下流部から直接九州に伝わった」などと伝えられています。いずれにせよ、大陸から東シナ海を通じて日本に渡ったことは間違いないと考えられています。

 約3,000年前、縄文時代後期には既に大陸から稲作が伝わっていたことが分かっています。それ以前の日本では、トチ、ナラ、クルミ、クリ、カシなどの堅果類、つまりドングリを食べていました。さらに数百年後と考えられる、福岡県の板付(いたづけ)遺跡や佐賀県唐津市の菜畑(なばたけ)遺跡などから、炭化米や土器に付着したモミの圧痕、水田跡、石包丁、石斧といった農具、用水路、田下駄等が発見され、これらは日本における水田稲作の証拠と考えられています。

 今日も調理員さんが心を込めて作ってくれた、おいしい給食を残さずいただきましょう。