プラスチック汚染の脅威について
- 公開日
- 2021/08/06
- 更新日
- 2021/08/06
桜下村塾
今、リサイクルされずに放置されたプラスチックごみが、地球全体に拡散し続けています。小さく砕けたかけらが、海中や土中さらには大気中を漂い、地球上の全ての生物にとって脅威となり始めています。生き物が誤飲によって育たないだけでなく、化学物質が食物連鎖の中で、濃縮されていく実態も明らかになってきました。また、細菌やウイルスサイズのナノレベルの粒子となったプラスチックが、人体に与える影響についての研究も始まっています。大量消費社会の限界が近づいています。
これまで地球上で生産されたプラスチックの総量は83億トン。その約8割は処分されず、地球上に放置されたままです。大量消費社会がもたらした、命や健康に影響を与えかねないプラスチック汚染の脅威を、新たな循環型消費システムを多くの人々が主体的に選択し、自ら実践することによって、危機を脱することができるかもしれません。キーワードは「Loop」です。