学校日記

お手伝い

公開日
2020/04/20
更新日
2020/04/20

桜下村塾

 かつて農業国だった明治時代の日本に近代学校制度が導入されたばかりの頃、大事な働き手であった子ども達を学校にとられてしまうと感じた大人達は、学校に子ども達を行かせないようにしたそうです。逆に、この頃の子ども達は、過酷な農作業をしないで、新たな知識を得ることができ、かつ経済的に豊かな生活を夢見ることができる学校に、なんとしても行きたいと考えていたそうです。
 今回の新型コロナウイルスによる感染拡大防止のために、学校に行くことができない日々が続いています。かつての状況とは違いますが、学校の存在意義について、改めて考えさせられています。ただ、子ども達やご家族の「命」は、学校の存在以上に最優先されるべきものだということを、この機会に再度確認することができました。
 命をつなげていくことが「生きる」ことであり、生きるための活動こそが「生活」です。学校で学ぶ以前に生活の場であるご家庭で子ども達はどんな「お手伝い」をしていますか。この機会に、どんな体験をし、どんな経験をして学んでいるのか、機会があれば、担任の先生方との電話連絡の時でもかまいませんので、ぜひお伝えください。お願いします。