一通の手紙
- 公開日
- 2018/06/11
- 更新日
- 2018/06/11
第6学年
京都から羽黒小学校に一通の封書が届きました。封筒の中には、本校児童が落とした「京都修学旅行パスポート」と書面が1通入っていました。京都に忘れてきた大切な思い出を届けていただき感謝申し上げます。直接、お礼を申し上げたいと思いましたが、差出人には「京都で、緑の冊子を目にした者より」としかありません。ホームページでのお礼でしか気持ちをお伝えできませんが、お許しください。以下、本文です。
犬山市立羽黒小学校
担当者の方へ
突然で失礼します。
6月7日、朝、雨上がりの岡崎公園に、「京都修学旅行パスポート」が落ちていました。子どもさんのものではないかと思い、濡れたページをめくると、お宅さまの学校名が記されていました。
昨夜の雨で、小冊子の中までびっしょり濡れていましたが、子どもさんにとっては、大切なものと存じましたので、梅雨の晴れ間を利用し、陽に当てて、雨水は天に返し、乾かしました。
子どもさんの楽しい思い出をサポートする資料かもしれませんので、送付させていただきます。
岡崎公園は、鳩や烏がいますが、烏は、時々、物をくわえてきて木の枝や屋根においていったりして遊びますので、どこで落とされたかは定かではありませんが、木の下の芝生の所でしたので、ひどく傷んではいないのが幸いに存じました。どなたがお使いだったかがお分かりになれば、お渡しください。
お子さま方は、歴史ある犬山市からの旅、きっと、他の歴史や文化にふれ、学びを通して、また、新たな犬山市の良さを発見されるのではないかと存じます。
梅雨という時節がら、どうぞ、ご自愛ください。
京都で、緑の冊子を目にした者より