その9
- 公開日
- 2014/02/03
- 更新日
- 2014/02/03
校長室より
本校では、「子どもたちの心の健康」に焦点をあてた健康推進学校としての取組を進めています。先日、その活動と関連する本年度3回目の学校保健委員会を、学校医・学校薬剤師の先生方にも参加いただき、5年生とその保護者を対象にして実施しました。
はじめに、代表児童によって、アンケート「こころの元気チェック」から見えてきた5年生の課題、「自分の考えを相手に伝えること」「失敗を恐れず自信をもつこと」について発表がありました。そして、この課題を受ける形で、「セルフディフェンスコミュニケーション開発」理事でスクールソーシャルワーカーの青嶋宮央先生ら3名による『自分を大切にする授業〜自分の思いを上手に伝えよう〜』が始まりました。
子どもたちの日常生活で実際にありそうな状況を演じながら、「少し嫌だと思う時は『クッションCD』で、『ごめんね』を繰り返して優しく断ること」「悪いこと・嫌なことは『こわれたCD』で、『ダメだよ』などの同じ言葉を繰り返して強く断ること」が大切と、上手な断り方を教えていただきました。自分の気持ちをきちんと伝えることが自分を守るコツであること以外にも、「言われたら嬉しくなる良い言葉や楽しい言葉をたくさん使って、笑顔を広げよう」と、良い人間関係づくりについてのお話もしていただきました。
後半は、保護者だけを対象にして、「いじめらる子の数より、いじめている子の数の方がずっと多い。我が子をいじめられていないかだけではなく、いじめていないかと見ることも必要」「子どもから聞き出そうとするのではなく、話しやすい環境をつくることが大切」と、具体的な生活場面を想定して、分かりやすく教えていただきました。
今後も、子どもたちの健やかな心の成長を促す活動を進めていきたいと思います。