二つの意味のフェアプレイ
- 公開日
- 2015/11/16
- 更新日
- 2015/11/16
校長室より
秋も深まり、城東の里山の紅葉も鮮やかさを増してきました。
秋は何をするにも良い季節で、「○○の秋」と称されることがたくさんあります。先日の朝会では、「スポーツの秋」に因んで、日本体育協会の考える二つの意味のフェアプレイについて、子どもたちに話をしました。以下はその概略です。
フェアプレイには二つの意味があります。一つは「行動としてのフェアプレイ」です。スポーツは、勝つことを目指したゲームで、ゲームを成り立たせるためには、フェアなプレイをしなければならないことは当たり前のことです。ルールと対戦相手と審判を尊重すること、全力を尽くして戦い、勝ってもおごらず、負けてもふてくされないことです。そして、もう一つは「フェアプレイ精神」です。勝利を目指す中で、フェアなプレイをするための心のことです。自分の考えや行動について、善いことか悪いことかを自分の意志で決められること、自分自身に問いかけた時に、恥ずかしくない判断ができる心のことです。
定められた決まりの中で、誰から見てもよいと思われる「行動としてのフェアプレイ」。自分自身のフェアな心の「フェアプレイ精神」。この二つのことは、スポーツに限らず、日常生活の中でもとても大切なことですね。
学校では、子どもたちが社会のルールやマナーを身につけた人として成長できるよう、様々な機会を通してはたらきかけています。地域の皆様方のご理解、ご支援、ご協力をよろしくお願いします。