五味先生からのロンドン便り
- 公開日
- 2023/09/19
- 更新日
- 2023/09/19
学校日記
昨日の朝はたいへんな雨降りでしたね。お休みの日でよかった・・・と思いました。今朝は一転、陽ざしもでて、また蒸し暑い日になりそうです。今週も体調管理をしっかりとして元気に過ごしましょう。でも、無理は禁物。体調がすぐれないときは早めに体を休めましょう。
さて、ロンドンはもうすっかり秋のようですね・・・。五味先生からロンドン便りが届きましたよ。
ここからも→ロンドン便り第6号
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皆さんお元気ですか? 日本でも少し過ごしやすくなってきたと聞きますが、いかがですか?これから1カ月が、運動会練習の中心ですね。くれぐれも熱中症などにならぬよう、水分補給に気を付けたり、休養をしっかりとったりして、過ごしてください。
さて今回も、身近な話題、イギリスならではの話題についてお話しします。
まずは、動物愛護についてです。イギリスに来て驚いたのは、電車でもバスでも、レストランでもカフェでも、どこにでも犬を連れた人がいることです。もはや「動物」ではなく、「家族」なのでしょう。しかも街行く犬の散歩、公園で犬と遊ぶときなどは、ほとんどの犬が、リードをつけていません! そして、全くほえません! 渡英後2年半で、犬がほえているのを聞いたのは、ほんの1or2回しかありません。どの犬も、しっかり躾られているのでしょう。だからリードのない大型犬とすれ違っても、怖いと感じたことはありません。しっかり躾ることは飼い主の義務で、犬が人に噛みついたら、飼い主が傷害罪で訴えられます。ちなみに動物愛護の浸透しているイギリスでは、児童虐待防止法より動物虐待防止法の方が、早く制定されたという話もあります。また、競馬では、騎手が馬にムチを打つ回数も決まっていて、規定回数以上ムチを打った場合は、罰せられるそうです! 「人権」ならぬ「犬権」「馬権」などの「動物権」が確立しているのですね。
さて先日の土曜日、ロンドン日本人学校中学部のバスケ部・テニス部・サッカー部は、毎年恒例の、帝京ロンドン学園高等部との交流戦を行いました。バスで40 分ほど走ったロンドン郊外の緑に囲まれた地にある帝京ロンドンは、芝生が広々と広がる広大な敷地に校舎が点在するという、本当に素晴らしい環境の中にあります。本校の卒業生も毎年数人進学していますが、恵まれた環境の中で、心身ともに健やかに成長しているようです。私が顧問をしているサッカー部は、昨年「ボコボコ」にされました。さすが帝京、高校サッカーの名門! と脱帽しましたが、今年は中3生を中心に、雪辱に燃えていました。幸い?相手の人数が少ないハンディマッチで行ったので、今年はいい線まで行きました。ただ同数で戦うとやはり…しかし、勝敗云々ではなく、高校生と交流することに大きな意味があります。今年も最後に全員Big Smile で写真を撮り、和やかな雰囲気の中で終えることができました。
最後は、ロンドンの「虫」事情についてです。私が一番うれしいのは、ロンドンには「蚊」がいないのです!(mosquito という単語はありますが。) さすがのロンドンも、毎年数日は夜暑くて窓を開けて寝る時があります。しかしその時も安心! 蚊に刺される心配はないのです。日本にいる時は、よく蚊に刺されていので、本当にありがたいです。だから網戸というものが存在しません。(ハエは、ほんの時々います。)ちなみに、普通の家にはエアコンがありません。窓を開ければ涼しいから、今年私は家で、卓上の小型扇風機を4回使っただけです。寝る時は、本当に暑い数日以外、窓を全部閉めます。こんな気候に慣れてしまった私は、蚊もブンブンいるし…、じめじめ暑いし…、日本に帰ったら適応できるでしょうか? 不安になってきます…。