東小日記

五味先生ロンドン便りがとどきました

公開日
2021/11/04
更新日
2021/11/04

学校日記

 朝晩の冷え込みが厳しくなってきましたね。でも、ロンドンはもっと寒いようですよ。五味先生からロンドン便りがとどきました。

ここからも →ロンドン便りNo.11

☆☆☆

皆さんお元気ですか? 11 月を迎え、日本でもずいぶん秋らしくなったことでしょうね。
ここロンドンは、このところとても寒く、最低気温が1°Cか2°C、最高気温が8°Cか9°Cという日が続いています。ただそんな日は天気もよく、珍しく青空が一日中見られるということもありました。しかしだいたいは曇りのち霧雨という毎日で、震えながら生活しています。そうそうイギリスでは、先日10/31 のAM2:00 に夏時間が終わり標準時間となったので、その時刻が10/31AM1:00 というように、時計を1時間遅めました。スマホは時刻を自動調整してくれるからいいのですが、起きてから家中の時計を直しました。(時間が変わるなんてことに慣れていない日本人には、面倒でしかありませんね。)だから今は、日本との時差が9時間になりました。日本に住む皆さんは、9時間未来を生きているのですね。不思議です。
 さて10/24 日曜日に、衆議院議員の在外選挙を日本国大使館でしてきました。犬山から転居する4月に、住民票の異動とともに在外選挙人登録の手続きをしておいたので、6月末には大使館経由で犬山市選挙管理委員会発行の「在外選挙人証」を受け取っていました。それとパスポートを持って大使館に出向いたのですが、日本の投票日の1週間前のその日が、全世界の在外施設における投票の最終日なので、午前の早い時間に地下鉄に乗ってGreen Park 駅の近くにある大使館に行ってきたのです。初めて行く大使館は、ロンドン中心街の大通りにある、歴史ある建物に入っていました。入り口にはいかつい警備員が2 人立っていて、パスポートチェックの後、空港のセキュリティーチェックと同じ機械で、ボディチェックと手荷物チェックをしました。そこを通過してやっと部屋に通され、投票の説明を受けたのですが、渡されたのは薄ピンクの小選挙区用と薄緑の比例代表用の投票用紙だけで、最高裁判事の信任投票はできませんでした。記入場所は日本と同じ銀色の金属板で仕切られた所ですが、そこに全国の小選挙区の立候補者名簿と比例代表政党名の一覧が入った太いファイルがおいてありました。それで自分の選挙区を調べて記入するのです。ロンドンには日本中から人が集まっているので、そのファイルが必要なのでしょう。記入後、立会人のところに持っていくと、犬山市選挙管理委員会あての速達封筒が手渡され、そこに封をした投票用紙を入れました。それを立会人に渡したことで、私の国民としての権利、参政権が守られたのです。余談ですが、帰りに入り口で大使館の中の写真を撮ろうとしたら、いかつい警備員に注意されました。中の写真を撮るのは、セキュリティー上問題があるのでしょう…。 宮殿から出てきた衛兵時刻は10:45、日曜日のこの時間は、そうだ!この近くにあるバッキンガム宮殿で11 時から衛兵交代式がある! それを思い出して急いでGreen Park を横切り、宮殿に向かいました。着いたら何とすごい数の人! ロンドンっ子ですらこんなに集まるのだから、いかに人気があるのか分かります。何とか場所を取り見ることができましたが、金ボタンの赤い服に黒いズボン、黒い熊毛の
帽子、写真で見たそのもので、感激しました。11 月からは冬服になり、上着が灰色のコートになるそうなので、ラストチャンスで見られ、ラッキーでした。いい思い出になりました。