学校日記

ちょっといい話

公開日
2023/01/19
更新日
2023/01/19

お知らせ

   生まれて来くる君へのメッセージ 

 君がママのお腹にいるとわかったとき、ママは涙ぐんでいた。
 君は生まれる前から、ママのお腹にいるだけで僕達2人を幸せにしてくれたんだよ。
それからの十月十日は、毎日、君のことを考えていたんだ。最初の3ヶ月間はとても不安だった。 僕は誰にでも早期流産の割合が15%もあるなんて知らなかったんだ。
 君がお腹にいることで、おじいちゃんやおばあちゃんたちもとても幸せだった。僕らは顔を合わせるたびに、君の話をしたんだ。そして君の家族はみんな君が生まれることを1年近くも心の底から願っていた。僕たちは君に会えるのを本当に楽しみにしていた。
 君が生まれた瞬間は、もちろんみんな泣いた。うれしくて、うれしくて、生まれてきたことがうれしくて、僕もママも、おじいちゃん、おばあちゃん、ひいおばあちゃんまでが泣いたんだ。院長先生に「パパしっかり」と言われてやっとか細く2回だけ、「がんばれ」ってママに言ったんだよ。生んだのはママだ。ママはすごい。
 結局何が言いたいかっていうと 君は何かを成したりしなくても、何か努力しなくても意味がある存在だってことだ。君が生まれるだけで神に感謝して、涙を流した人を少なくとも僕は8人も知ってる。そして、君が生まれることを通じて僕自身も生まれて初めて自分は生きていていいんだと感じることができた。もし、君が自信をなくしてたり、不安を感じることがあったら、このお話を思い出してほしい。 君は生まれてきただけで本当に価値がある存在なんだ。
 本当にうまれてきてくれてありがとう。