6月15日(水) 三重県の郷土料理
- 公開日
- 2022/06/15
- 更新日
- 2022/06/15
給食
さぶらぎご飯(自校炊飯) あじの磯風味マヨコーン焼き 牛肉とひじきのそぼろ炒め 七色汁(盆汁) 牛乳 です。
★「さぶらぎご飯」は、三重県の郷土料理です。
さぶらぎとは、「田開き」という意味です。田植えをする時に、田の神様に「苗が丈夫に育ちますように」と大豆を入れて炊いたご飯を、田んぼの水口に供えて、お願いをしました。炒り大豆を入れて炊いた塩味のきいたご飯です。給食室の釜で炊きました。
大豆のように大粒のお米が育つようにと、五穀豊穣を願ってお願いしました。
炊きたてを、ふきの葉に包んだ豆ごはんは「ふき俵(だわら)」と呼ばれ、農作業のおやつに食べられました。
田植えの季節にあわせて、さぶらぎご飯をとりいれました。
★三重県は、古くから伊勢ひじきの産地で有名です。また、「あおさのり」の養殖がさかんで全国一の生産量を誇ります。
牛肉と一緒にひじきを炒めました。さわらは、マヨネーズをあわせ磯風味に仕上げました。
★盆汁は、別名、七色汁(なないろ)汁と呼ばれます。
7種類の夏野菜を入れて作ります。なす、かぼちゃ、大根、いんげん、ごぼう、にんじん、油揚げをいれました。
昔は、お盆に殺生してはならないとされていたので、肉や魚は食べずに、栄養たっぷりの盆汁が作られました。 ご先祖さまをお迎えして、おもてなしするために通常よりも具の種類を多く入れるのも特徴です。
郷土料理に込められた願いを知りながら、おいしくいただきましょう。